心友 ともみ

4/16
前へ
/75ページ
次へ
軽快なリズムが流れる車内。 ともみは言いづらそうに口を開いた。 「ヤクザのしたっぱっていうかヤクザじゃないんだけど、それに関わってる人っぽい」 「っぽい。って、何にも知らないで付き合い出したの?!そんな危ない男は止めときなって!絶対、ともみが後で後悔するよ!」 好奇心旺盛なともみに何を言っても無駄だって分かってる。 だけど、親友として此処は私が眼を覚まさせてあげなきゃ!と親心的な感情が沸き上がった。
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加