心友 ともみ

9/16
前へ
/75ページ
次へ
「おぃっ!お前、口の聞き方気を付けろや!ッチェ」 軽く舌打ちすると、その『一誠』という人物に謝っていた。 「…なによ!そんな怒鳴ることないじゃん!」 「ともみ!やめなって。」 「あ~いいよ、いいよ。凜太郎、お前も言い過ぎだぞ」 初めて『一誠』という人物の声を聞いた。 低音ボイスが優しく包む。 とそれを高音ノイズで、ともみがかきけす。 「リオ。行こう!」 そう言うと、置き忘れてたサンダルを手に取り部屋を出た。
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加