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桜木学園。
「輝春さん、ありがとう。また助っ人頼んでいいかな?」
輝春「あ、うん。いいけど……」
「ほんと?嬉しいっ」
輝春「じゃあ、私はこれで」
あー 汗びっちょびちょ。
帰ったら、即お風呂だなー。
私は、山城輝春。
桜木学園S校舎に通う、高校1年生。
S校舎……。
それは、学力・スポーツ・芸術………あらゆる部門での優秀者のみが集められた場所。
周りの奴らは、勝ち組の学園だと思っている。
まあ、勝ち組だとか負け組だとか私には関係無い事。
私だって、好きで頭良くなった訳じゃない。
どれほど大変だった事か………
まあ、それを理解して貰おうとは思わないし、嫉妬するなら嫉妬すればいいさ。
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