第1話

13/23
前へ
/81ページ
次へ
元々運動神経の良かった私は、今日はラクロス部の助っ人として動いていた。 んまあ、ラクロス部は廃部寸前だしな。私が入っていると見せかけて、廃部を免れたいという魂胆だろう。 それに、一応 同じクラスメイトだし。 まあ、ラクロスぐらい、私が出来ないとでも思ったか? 答えは、NOだ。 私は、帰る支度をし、更衣室を出た。 ?「輝春っ お疲れさま♪」 輝春「……桜か」 校門の側のベンチの前で立っていたのは、中学からの親友である工藤 桜(クドウ サクラ)だった。 輝春「何故、此処にいる?」 桜「待ってたの、輝春の事!」 輝春「え、頼んでないけど?」 桜「っえ∑!? ひ、ヒドい……アタシ、せっかく………」 からかうと可愛いんだよ、この子。(♪) でも、さすがに可哀想か? 輝春「ごめん、ごめん。分かったから泣くな?よしよしw」 私は、桜の頭を撫でる。 桜「よしよしって……アタシ、子供じゃないもーんっ!!」 いや、子供扱いしてるんじゃなくて、からかってるんだよw        
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

368人が本棚に入れています
本棚に追加