第1話

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向かった先は、駅前広場。 桜木生の殆どがこの駅を使う。 んま、勿論 桜木学園に近い俺達の学校(沢城高校という)の生徒の殆ども、この駅を利用してる。 ちなみに、俺も。 まだ5時前なのに、6月という事もあってか、辺りは薄暗くなってきた。 そろそろ、電灯も点く頃だろう。 広場は、帰宅中の女子軍団、無駄にイチャついてるバカップルなどで賑わっていた。 目的の桜木生は、というと…… 晃「お!桜木女子 見ーっけ♪」 周りを気にせず、例の格好で賑やかな広場の中をズンズンと突き抜けて行く。 それにしても、彼女達は“楽しく帰宅”という事はしないのだろうか? 友達と一緒には帰ってはいるものの、会話がねぇっ!! ………まあ、多少はしてるよ、多少は。 けど、会話ってギャーギャー賑やかなモンじゃねぇのかっ!? ………もしかして、そう思ってんのって俺だけ? 晃「それにしても……アイツら、まじにJK(女子高生)かぁ?会話少ねっ」 あ、此処にもいたw        
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