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平凡とマルボロ
今時日曜日のみが休みの仕事
週40時間の労働時間なんか
学生と同じだ。
そんなんで何の仕事が出来る
俺は18時間仕事し薄給でも誇りを持って仕事をしている
大変であるが毎日が充実感に
満たされていた。
そんな俺の楽しみは
日曜日に昼まで寝て昼から
フィギュアを作る事
何も考えず集中出来ストレスを発散させてくれる。
親からは「いい加減落着け」と言われる。そうだよもう俺は32歳だから…でも…
そんなある日曜日の午後
新作の作製に取り掛かっていた。
ドラゴンボールの
「トランクス」のフィギュア
なかなかグラマラスで造り甲斐のある作品だ。
ふと気付いて時計を見ると夜の9時…灰皿には吸い殻の山
お腹の虫が鳴く。
ワンドアの冷蔵庫を開けるとビールが一本とマヨネーズにいつのか分らない豆腐だけ
「ふぅ~」 とため息
ビールのプルタブを開ける
一口飲む空きっ腹に流れ込むビールが熱い。
愛飲の煙草マルボロに火を付ける。
煙が喉に突き刺さる。
その刺激が尚腹を空かす。
スタンドライトの明りだけの部屋の天井を見上げ煙の輪を作る。平凡な日曜日
ボーッとしたその時
テーブルの携帯が震えた。
ブルブルと携帯が躍る
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