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ちょっと善人な王女vs.腹黒の吹く管理人
「おい隠者、遅いぞ」
「待てアル、それは死亡フラグだ!」
意味不明な発言をしながらアルを追いかける隠者の向かう先は城下町の誰も使っていない少し大きな家
なんでも昨日の発言を実行に移したらしく、街のお偉方の根回しと城の人達の助力を借りて、現代単位でいう二ヶ月から三ヶ月間くらいを目安に一般人の暮らしを体験するという
てか現代単位っていうけど一年は三百六十五日だし、一ヶ月はだいたい三十日なんだよね
現代と変わらない件について
「ここが今日から私達が暮らす家か」
「ん?『私達』?」
空耳かなぁ、と隠者は聞き直すが残念ながら隠者も含まれているようだ
「俺もここで暮らすのかよ…ってかこの家部屋多いんじゃねぇの?」
「多住居用なんだが空き家はここしかなかったんだ」
この時隠者は住人が増える予感がする
と思っていました
まぁツッコミ担当常識人が増えるだけだ、気にするな
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