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自分の力だけでは、もう、どうする事も出来ない、限界だ……
と思った嫁は、知り合いの霊媒師を家に招き入れた。
早速、問題の押入れに連れて行き……。
「先生、ここです!」
空っぽになった押入れの上段に霊媒師は登った~
「…………うん???」
暫くして、霊媒師が大きな声を出した。
「ここじゃ!
この天井の上じゃ!!」
一郎も押入れの上段に上がり……
そして、天井をこじ開けて……
薄暗くて、中がよく見えない……
嫁が懐中電灯を持ってくると……
何と!!!!!
その天井の屋根裏には!
わら人形が、釘で打ち付けられた、わら人形がっ!!
それも……五寸釘で、胸のド真ん中を打ち付けられたわら人形が無数に!!
霊媒師のお祓いの中、一郎は、その釘を全部引っこ抜き、わら人形は、押入れの天井から全て取り出された。
メラメラ~
メラメラ~
メラメラ~
と、赤い炎の中、怨念の根源だった人形達は跡形もなく燃やされて…………。
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