0章 転校生キタル

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そしてあっという間に放課後。 健「それじゃあ行こうか」 亜依「ごめんね逢坂君、学校案内つきあわせちゃって」 健「別にいいよ、暇だったし。それから俺のことは健って呼んでよ、みんなそう呼んでるし」 亜依「わかった、じゃあ私のことも亜依って呼んでねっ」 健「わかったよ、じゃあそろそろ行こうか」 亜依「うんっ」 … …… ……… 健「亜依さん、ここが屋上。昼休み以外本当はでちゃいけないんだけどね」 ここは俺のお気に入りの場所、いつもなら気持ちいい風が吹いているのに今は吹いていない。 なにかおかしい。 亜依「へぇ~そうなんだ。こんな遅くまでごめんね」 健「いや大丈夫だから、じゃあそろそろ帰ろうか」 亜依「………」 健「どうしたの?亜依さん」 亜依「人払いの魔法陣……敵か………」 亜依さんの様子がおかしい。 訳のわからないことをつぶやいちゃってるよ。 亜依「まきこんじゃってごめんね、健君」 健「え、まきこむ?なんの話?」 その時静かだった屋上に物凄い爆発音が響いた。 目のまえの空間が急に爆発した。10メートルは吹き飛ばされた。 何が起きているかわからない。頭を打ったのか目眩がする。 急に目の前が暗くなった。
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