117人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてあっという間に放課後。
健「それじゃあ行こうか」
亜依「ごめんね逢坂君、学校案内つきあわせちゃって」
健「別にいいよ、暇だったし。それから俺のことは健って呼んでよ、みんなそう呼んでるし」
亜依「わかった、じゃあ私のことも亜依って呼んでねっ」
健「わかったよ、じゃあそろそろ行こうか」
亜依「うんっ」
…
……
………
健「亜依さん、ここが屋上。昼休み以外本当はでちゃいけないんだけどね」
ここは俺のお気に入りの場所、いつもなら気持ちいい風が吹いているのに今は吹いていない。
なにかおかしい。
亜依「へぇ~そうなんだ。こんな遅くまでごめんね」
健「いや大丈夫だから、じゃあそろそろ帰ろうか」
亜依「………」
健「どうしたの?亜依さん」
亜依「人払いの魔法陣……敵か………」
亜依さんの様子がおかしい。
訳のわからないことをつぶやいちゃってるよ。
亜依「まきこんじゃってごめんね、健君」
健「え、まきこむ?なんの話?」
その時静かだった屋上に物凄い爆発音が響いた。
目のまえの空間が急に爆発した。10メートルは吹き飛ばされた。
何が起きているかわからない。頭を打ったのか目眩がする。
急に目の前が暗くなった。
最初のコメントを投稿しよう!