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あの後本当に亜依さんは俺の家に住むことになった。両親はなぜか心よくむかい入れた。悪魔の力を使ったらしい。
でもなぜか妹だけにはその力が効かず、かなり反対されたが。
亜依「あらためまして、これからよろしくねっ健君♪」
健「よ、よろしく…」
なにかとこれから大変そうだけど、なんとかなるよな。たぶん………
健「そろそろ俺は寝るけど、亜依さんはどうする?」
亜依「じゃあ…私も寝ます…」
と言ってなぜか顔を真っ赤にしてこちらを見ている。
亜依「私は健君を守るために住むんだから……寝る時も…その…いっしょに…」
健「ぇ!いや、ちょっ、待って!」
マズイまずいマズすぎる。どうする…なんだあの決心した顔……いやダメだろ。前言撤回、なんとかならない~。
亜依「大丈夫です。覚悟はできています。」
なんの覚悟だぁ~。
どうする俺、どうする…このままだと一緒に寝ることに………
美砂「ダメぇ~だめなの~」
そう叫びながら入ってきたのは妹の美砂。顔を真っ赤にしながら肩を震わせている。
美砂「お兄ちゃんの最初は私のモノだもんっ」
この妹はなにを想像していたんだ。しかもさらっとマズイことを………
聞かなかったことにしよう。
美砂「だから亜依さんは私の部屋で寝るの~!」
亜依「え、ちょっと私は健君を守るために一緒に寝なくちゃっ…」
そういう亜依さんを妹は強引に自分の部屋に連れていった。
健「美砂のおかげでなんとか助かった~でもちょっとざんねっ」
しまった、俺は何を考えているんだバカ野郎。
俺は自己嫌悪に押し潰されながらベットへ倒れこみ、そのまま眠りにおちた。
その日の夢の中で亜依さんとキスをしていた夢を見た。このことは彼女には黙っておこう。また顔を真っ赤にされたら困る。妹に話したら半殺しになりそうだな。
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