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「ケーン♪」
名前を呼ばれて振り返ればギュゥッと抱き着かれた
もう慣れた事とは言えかなり照れるというか…ドキドキする…
「わっ…洸兄どうしたの?」
モゾリと顔を向けほんのり頬が熱い
きっと赤いんだろうな…それでも、この温もりは安心するし、離れたくないと思う
「ケンが可愛くてつい我慢出来なかった☆」
「へっ……?」
な、なんて心臓に悪い事をっ……!!
ほんのり熱を持った頬が、更に熱くなる
目をパチクリさせればニコニコと楽しそうに微笑む洸兄がいて、なんだか悔しくてギュッとしがみついて言ってやった
「バカ…」
愛しい人が微笑んだ気配がした
その後に降る口付けの雨
(その言葉に溢れる程の愛を)
+END+
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