◇続・secretcord

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言ってしまったら、この立場が崩れて…無くなってしまう気がして ずっとずっと隠してきた 知っても、貴方は俺を何時ものように扱ってくれる? 課題が終われば褒められて抱き締められる 戸惑うけど嬉しくて、やっぱり言いにくくなる 洸兄お手製のおやつはプリンで、昶でも食べやすい作りは流石だと思う 帰る時間、昶に呼ばれて側に行けば、内緒話しをするように身をかがめる 俺は少しだけ近付いて、話しやすいようにした 「まだ言ってないのかよ」 「う…うん」 「ったく…、もう今辺り言ってしまえ。何時か知らなきゃならなくなるんだぞ」 嘘を吐いたままは辛くて、でも怖くて… 昶は意外にも、コクンと頷いてばしっと肩を叩いた それがなんだか励まされたようで、悩みがすとん、と落ちた 取り敢えずトイレでさらしを取って、嬉しくない膨らみを露にさせた 仕方ない、さらし巻けないから走って帰ろう そう考えて廊下に出て、なんか悩んでるような洸兄の上着を軽く引く パッと、すぐに向いてくれたのが嬉しくて ちょっとだけその表情に見惚れた
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