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5歳くらいの、子供
でも、見覚えのあると言うか…見間違える筈の無い顔
小さい手、ぷにぷにの頬に丸いクリっとした瞳、加えてキラキラの金髪
「ケン……だよね」
しゃがみ込んで尋ねればブンブンと思い切り首を縦に振ってくる
あ、可愛い…じゃなくて!!間違ない…っ
「朝起きたら、こうなってて…わけわかんないし、こーにぃしか思いつかなかったから…」
なんて今にも泣きそうに言うから、安心させるように抱き上げた
暖かい、ケンの体温だ
「大丈夫、連絡してくれてありがとね」
ニッコリ微笑んで頭を撫でれば、ギュウッと精一杯抱き着いてくる
玄関先ではなんだから、取り敢えずウチに移動することにした
その間ケンは肩車
凄い高いとはしゃぐのは5歳児っぽいなぁと思う
「こーにぃの見る世界はひろいね」
「ん―…そう?」
「うんっ、しやがひろがった気がする」
ニコニコしてるであろう表情を思い小さく笑う
思い返せばケンは家に有ったであろうウサギ耳フードのパーカーを着ている
多分このサイズが1番ベストだったんだろうなぁ
とんだ核爆弾投下だよ…可愛いったら!!
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