◇ひだまりの願い事

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瞼が下りる、けどまだ…まだ言いたい事があるんだ… 「あのね、俺……こーにぃが綺麗だねって言ってくれたこの髪…好き…」 だからね、また次もそのまた次も…洸兄に切って欲しいんだ ―――――― 眠そうなケンの声、頑張って起きて言葉を紡ぎだすから、切りながら黙って聞く そしたらあんな、プロポーズにも似た事言ってくるんだからっ 耳を澄ませば寝息が聞こえる 寝ちゃったんだな、とほくそ笑む 切り終わり軽く頭を払って首に巻いていたシートを取る お姫様抱っこをしてソファに寝かせて、ブランケットを被せる 幾分短くなった髪を優しく撫でて、顔を覗く あどけない可愛い願お…そっと頬を人差し指で撫でる 「―…ケンが望むなら、これからは俺が切ってあげる」 綺麗に染まった金色、キラキラしてお日様のようなケンに似合ってる気がして、褒めた事覚えてたんだ むにゃ…と小さく声がして、おでこにキスをしてから片付けをしようと立ち上がる 起きたらたくさん甘やかそうかな それから切る事の了承を伝えようか 今日からキミの髪を切るのは俺の仕事 (お望みのままに喜んで) +END+ 私が今日前髪切ってて思い付いた話し ほのぼのになってたら良いなぁ
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