第1章

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気弱な主人公、織田遥(17)は毎日のように同じクラスメイトの瀬戸梁(りょう)に苛められている。そんな時、梁の双子の弟の瀬戸飛鳥が転校して来て。 飛鳥は梁と違い病弱で何度か入院歴があった。 遥は美少年兄弟から板ばさみ? 私、織田遥は気弱で大人しいっていうだけで、クラスではすごく薄い存在だった。そんな私は毎日、クラスのガキ大将、瀬戸梁に虐められている。こいつは、成績優秀・運動神経抜群でクラスを仕切っている存在。 一度だけ。 「何が気にくわないの?」 と聞いてみることにした。すると。 「性格も顔も全部だ」 と言われた。普段はほとんど怒らない私でも正直切れそうだった。この世で一番にくったらしい存在は?と聞かれるとするとまっさきに [瀬戸梁] あいつの名前を言うだろ。もし デスノートなんてものがあったらまっさきにあいつの名前を書くだろう。それほど、私はあいつが嫌いだ。生きている間、絶対にあいつと友達になりたいとは思わないだろう。 そして。帰り道、今日もあの男にいびられている。 「宿題、俺の分までやってこい」 宿題を私に手渡した 「自分でそれぐらいやれば?」 今日は思わず反抗してみることにした。どうあいつは反応するだろう? その瞬間、あいつは私の腕をつかんだ。 「何、俺に反抗する気かよ?いつも頭下げながら俺の命令聞いてるくせに」
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