第1章

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頭でもうってどっかなったの!?と私は思った。そして電車の中、私の横隣にまたまたあいつがいた。眠っているようだった。私に気がついていない。しかしよーく考えると梁は私服だった。さっき会った時は制服だったのになぜ?と思った。すると電車の振動であいつが私に横たわった。それでもあいつは起きようとしない。あいつの寝息が私の耳元にかかる。思わず 顔を赤らめる。 「いい加減起きてよ…」 と私は思った。体がなぜか硬直して動けない状態になった。するとまた振動で今度は私の膝にあいつが倒れた。思わずひざ枕している状態なんでこんなにドキドキするんだろうと私は思った。それにしても本当綺麗な顔立ちだなあと思った。クラスの女子生徒が騒いでもしょうがないなと思った。けど こいつは私をイジメている張本人。嫌い 大嫌い!トキめくなんて もってのほか。 やばい何このドキドキはと思った。すると今度は激しい揺れというか振動。なんと 運悪く[?]あいつの顔が私の胸に接触していた。[いやあ~!]と叫びたかったがさすがに電車の中、そんな悲鳴はあげられなかった。本当になんでこいつ目覚まさないのよと思った。そして数分後いまだにこいつは目を覚まさず 「いい加減、目を覚ませよな」 いつまで私の胸に顔をうずめているんだと思った。やだ このままはなれちゃおうかと思った。その時 私の隣に座っていた。おじさんが 梁を見て 「彼、気絶しているね。うん」 「え!」 驚いた。おじさんはあいつのデコを触った 「熱があるようだね」 熱!?ってことは寝ていたんじゃなくてずっと気絶していたの!と思った。後で話を聞くとこの医者は内科のドクターらしい。結局 私は病院まで付き合った 。
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