第1章

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「えっ?」 私は疑問に思いながら 『何がいったいどうしたの?』 『やっぱ。別れた』 別れた‥ 『マコって子と』 『あぁ。やっぱ、俺とあいつは釣り合わないっていうかめっちゃ相性悪いみたい2回も別れるなんてさぁしかも1日目でさぁ』 別れたんだ。 『そっそっかあやっぱり辛い?』 『結構こたえてるかなあ』 本当に辛いんだ。しかし、この時のあたしはほっとした気分だった。あたしにとって、邪魔というかなんだか気にくわないマコとサンジ君は別れたんだから。 それに、サンジ君だって。あんな女一人にふられただけで。こたえる必要なんてないのに。理解できない!いや本当に理解できないわ!! 『よかったら、私が慰めてあげようか』 慰めるつもりなんてあんまりないけれど。 『ありがとう』 なんだか、泣いているサンジ君が可愛く見えてきた。 『サンジ君なら。また可愛い彼女できるよ』 『本当、雛星は優しいね』 優しい!?あたしは優しい人間なんかじゃない。あたしは心の中で思った。あたしはサンジ君のことを好きになっていた。 『ありがとう』 『雛星、実はモテる方!?』 そんなのわかんないわよと思いながら 『さぁ~どうだろうわかんないなぁ』 でもいきなりどうして そんな事聞くの? 『そっかうん』 うん?? 『でもどうしてそんな事聞くの』 気になったからだ 『う~んなんとなくかな』 なんとなくかぁ。 『そうなんだ』 『好き‥』 はい!?あたしは返事の内容を疑った。好きっていったいどうゆう意味!?どう解釈したらいいの!?なんで 突然 『好き』だなんて 『好きってどうゆう意味で言ったの』
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