第1章

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転校してもう2年もたつのかな。熊ノ井のみんな元気にしてるかな。 私の名前は池崎利佳子。歳は14歳。2年前に他県に引越し再び、熊ノ井に戻ってきた。 そして今日は登校初日、今日から通う中学は熊ノ井中学。 「はじめまして、池崎利佳子です。2年前まで、熊ノ井に住んでました。よろしくお願いします」 「あれ!お前、利佳子じゃん!」 「本当利香ちゃんだぁ!熊ノ井に戻ってきたんだね!」 「もう引っ越したりなんてことしないでよ!」 クラスメイトの中には引っ越す前に仲の良かった子達もいた。なんだ、緊張して損した。 「それじゃ、池崎は、お!風間の隣空いてるな。あそこに座ってくれ」 「はい」 風間君ってことは男の子だな。どんな子だろ。まともそうな子だったらいいな。 「あっあのお!よろしく!」 「僕の名前は、風間空斗(あきと)よろしく!」 風間君は握手をしてくれた。 「ありがとう!よろしく!」 すると先生が 「風間。放課後。校内案内をしてやってくれ」 「はい!わかりました」 風間君は笑顔で対応をしていた。そして、昼休み。 「あのお。風間君」 「‥」 すると、突然、風間君はその場から立ち上がり教室から出て行った。
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