赤マスクちゃん

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   あるところに「赤マスクちゃん」と呼ばれている子がいました。 赤いアイマスクを付けているから「赤マスクちゃん」。 ま、そんなことは置いといて。    普段は本っ当に自由気ままに過ごしている赤マスクちゃんでしたが、この日はお母さんにおつかいを頼まれてしまいました。       「何でィ山崎」    「(あ、やっぱりお母さんとは呼んでくれないんだ…)あ、あのですね、おつかいを頼みたいんですよ」    「面倒くせ~」    「お願いしますよ沖田さん。このままじゃ話が進まないんです」    「しょうがねェ、行ってきまさァ」    「ありがとうございます。行ってらっしゃい」 (はぁ、俺の出番終わっちゃった…)   
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