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ゆっくりとオオカミに近づく赤マスクちゃん。
やがて
「土方ァ、オオカミになったんなら銃で撃たれて死ねコノヤロー」
「テメェそればっかじゃねーか!!つーか俺の登場早々それかよ!!」
「うるさい人ですねィ。主人公は俺なんだから文句言わないでくだせェ」
「チッ…。まぁいい。お前今から何処行くんだ?」
「旦那んとこでさァ」
「万事屋のか?」
「えぇ」
「ふ~ん」
「アンタは?」
「特に。あ、俺急用できたから行くわ」
土方オオカミは去っていった。
「たった今『特に』って言ったばっかりじゃないですかィ」
本当に急ですねィなどとブツブツ言いながら赤マスクちゃんは歩く。
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