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「‥!」
あれ、私いつのまにか眠っていたんだ。疲れていたのかな。ふと窓の方を見ると。え!もう薄暗い。時間は今何時ごろだろ?う!高速!?
「ちょっと!どこまで行くつもりよ!」
「お静かに。時期に着きます。」
「‥。私に会いたがっている人って誰?」
いったいどこまで連れて行くつもりなのよ。なんか怪しいわ。この男。
「‥」
「もう。あなたの名前は。」
「杷葉乖離(はばかいり)です」
なんか凄い名前。
「あっ私の名前は、相原美月」
「存じております」
あっさっき、コンテストの時に名前言ってたもんね。
「後どのくらいで着くの?」
「1時間ほどです」
1時間も。
「もしかして、他県?」
「いいえ」
他県じゃないだけマシか。
「あのお。でも、どうして私なの?」
「今はおっしゃる事はできません」
何よ!それ!!
「ねえ退屈なんだけど」
「退屈なら先ほどのようにお休みくになられてください」
「寝すぎてもう眠れないわ」
着いて来なければよかった。
「あのお。私、結構忙しいから。今日はやっぱり帰らせて」
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