第1章

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「‥!」 あれ、私いつのまにか眠っていたんだ。疲れていたのかな。ふと窓の方を見ると。え!もう薄暗い。時間は今何時ごろだろ?う!高速!? 「ちょっと!どこまで行くつもりよ!」 「お静かに。時期に着きます。」 「‥。私に会いたがっている人って誰?」 いったいどこまで連れて行くつもりなのよ。なんか怪しいわ。この男。 「‥」 「もう。あなたの名前は。」 「杷葉乖離(はばかいり)です」 なんか凄い名前。 「あっ私の名前は、相原美月」 「存じております」 あっさっき、コンテストの時に名前言ってたもんね。 「後どのくらいで着くの?」 「1時間ほどです」 1時間も。 「もしかして、他県?」 「いいえ」 他県じゃないだけマシか。 「あのお。でも、どうして私なの?」 「今はおっしゃる事はできません」 何よ!それ!! 「ねえ退屈なんだけど」 「退屈なら先ほどのようにお休みくになられてください」 「寝すぎてもう眠れないわ」 着いて来なければよかった。 「あのお。私、結構忙しいから。今日はやっぱり帰らせて」
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