第1章

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「あっごめ‥」 「いえ、お気になさらずに」 「うんうん。ちょっとやりすぎたって反省してる」 人を殴ったなんて生まれてはじめてだもん。 「‥」 って無視かよ。ってか運転中に殴るのもどうかと思うよね。やっぱり。 「あのさぁ。あなたはそのお」 「はい?」 「うんうん。なんでもない」 この人ってなんか謎っぽい人よね。ってかやっぱ怪しいわ。 「‥」 ぐううう。この腹の音は私? 「あはは、なんかお腹空いてるみたいね。私。」 「‥」 突然 高速道路から降りだした。 「え!?どうしたの!?」 「飲食店捜しています」 なんか優しいかも。絶対、着くまで我慢しろ!とか言われると思ったんだけど。結構優しいんだ。この人。 「マックとかない?」 「マック?」 マック知らないのかな?まぁこんな高級な車に乗ってる人だから。マックとかはそうゆうお店は知らないのかも。
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