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私の名前は、鈴野舞。歳は16。普通の高校生だと思う。多分。
彼に会うまでは、私は普通の高校生だった。
そう彼に会うまでは。
まともだったのだ 私の思考は。
「ふう!やば!マジ遅れる!!遅れるなんて絶対に嫌だ!」
やば!信号赤になっちゃうよ!早く渡らないと!
「くそお!全速力で走るしかないか!」
つっぱしれ!私!!その時
「あっ!ああ!ああ!!!!!」
転んでしまった‥
「もう!最悪!」
信号機を見ると 信号は赤になっていた
「やばあ!!!」
そして運が悪い事に 私に全速力で向かってくる車が
「きゃああ!!!」
私は思わず目をつぶってしまった
「危ない!!」
え!?何!?温かい。
「バカやろう!ひかれてえのか!?気をつけろ!」
煩い。って、私が悪いんだけどぉ
う~ん。私が目を開けると。目の前には、ブレザー姿の男の子が
「誰?」
「‥うぅ」
もしかして、この男の子、私を助けてくれたの。温かい。私は男の子の胸の中に顔をうずめた。ずっとこうしていたい。私が男の子を抱きしめようとすると。
「‥」
男の子は目を開けた。
「あっ!えっと!」
「大丈夫ですか?」
「あっええ」
私たちはその場で起き上がった。
「怪我とかしてませんか?」
「別にどこも、なんともない‥です」
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