109人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
私の名前は、安土奏(あづちかなで) 19歳。
大学生だぁ。あだ名は元お嬢様!なんで酷いあだ名なのぉ。
元お嬢様、そう私は、1週間前までは執事を何人も連れた
1流企業の社長の令嬢で誰もが認めるお嬢様だった。
「はぁ。」
私の生活は、マンネリ化していた。
大学とバイト先を行ったり来たりする生活をしていた。
住まいはおんぼろマンションで大学の友達は1度も部屋に連れてきたことはない。
家計はバイト代と 実家から送られる少ない金で生活をしている。バイトは、週4回、コンビ二でバイトをしている。
「……むなしい、むなしすぎる!なんでこんな目に、はぁ、あのころは幸せだったなあぁ」
一週間前までは…1週間前までは、こんなの現実じゃないわ!絶対に!!!
「…」
そして、私は自分の部屋のドアを開けた。
「ただいま」
「お帰りなさいませ、奏様」
目の前にいたのは 目の前にいたのは
目の前で夕食の支度をしているスーツ姿の男、しかもなぜかエプロンまで着用。
「なんで、幸がいるのよ!!」
幸、更木幸は、以前私の家に仕えていた執事だった。
最初のコメントを投稿しよう!