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「Do not forget to be born to me as the criminal.
《咎人たる私に出来るのは忘れない事
The smile that you turned.
貴女の向けてくれた笑顔を
The warmth that you gave.
貴女がくれた温もりを
The love that you poured.」
貴女が注いでくれた愛を》
それは、自身を表す言の葉だった。
「You were so my pride.
《そう、貴女は私の誇りだった
I aim at you.
貴女を目指し
But I betrayed you.
しかし貴女を裏切った
As a result, while knowing that you are hurt.」
その結果、貴方が傷付くと知りながら》
「詠唱……?――まさか、シロウと同じ!?」
「Beloved you of me.
《私の愛する貴女よ
I want merely merely to pray for your happiness.
貴女の幸せをただただ願わせてほしい
Only it was left for me who was stupid.
それだけが、愚かな私に残された
But because it is one wish.」
ただ一つの願いなのだから》
瞬間……足元から湧き上がる無数の鎖と夜を包み込む暗闇。
固有結界…。
それが、衛宮 色が唯一祖父より受け継いだ魔術だった。
今までは唱える事すら叶わなかったその詠唱は、セイバーを傷付けて完成したのだ。
そして、最後の言葉を以て…。
「The garden of the oath」
《誓 い の 園》
自身の世界と成す――!
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