2/5
前へ
/7ページ
次へ
体がフワフワする。 心地いいような悪いような… 夢?現実? それさえ今の僕には解らない。 「チャンミンの容態はどうですか?」 聞き覚えのある声が耳に届く。 「命に別状はありませんが、傷が思いの外深かったので当分の間は絶対安静です。」 命?傷? それって僕の話? 近くで繰り広げられる会話に 僕はゆっくり瞼を開けた。 「チャンミン!?気が付いた?」 目の前には見知らぬ白い天井と 半泣きの優しい兄さんの顔と びっくりするくらい綺麗な顔が見えた。 「てん…し?」 僕は虚ろな瞳のまま呟いてた。 .
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加