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体がフワフワする。
心地いいような悪いような…
夢?現実?
それさえ今の僕には解らない。
「チャンミンの容態はどうですか?」
聞き覚えのある声が耳に届く。
「命に別状はありませんが、傷が思いの外深かったので当分の間は絶対安静です。」
命?傷?
それって僕の話?
近くで繰り広げられる会話に
僕はゆっくり瞼を開けた。
「チャンミン!?気が付いた?」
目の前には見知らぬ白い天井と
半泣きの優しい兄さんの顔と
びっくりするくらい綺麗な顔が見えた。
「てん…し?」
僕は虚ろな瞳のまま呟いてた。
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