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『チャンミン…お前を他の誰にも触れさせたくないんだ。』
『坊っちゃん…仕方ありません。これが僕の仕事なんですから。』
『嫌だ!!他のヤツに触らせるくらいなら………』
『!!』
「……あっ……」
僕は全てを思い出して左手で口を押さえた。
そう。
あの時あの坊っちゃんは切羽詰まった顔で僕に仕事を辞めろと言った。
でも出来ないと答えると
胸元に隠してたナイフで…
「思いの外、傷が深くてね…熱は下がったみたいだね。」
綺麗な男の人は僕の額に手を宛てて呟いた。
「あの…」
「何も心配要らないよ?チャンミン。」
僕に抱き着いてたジェジュン兄さんが涙を流しながら微笑んだ。
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