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その影の正体は、怪盗…
怪盗は、下で騒いでいる警察を見ていたが盗んだ『世界に一つしかない懐中時計』をポケットから出た。
「依頼された“仰木曄子”さんの物に違いないな…」
怪盗は、フッと微笑した。その時、警察はやっと屋上にいる怪盗に気がつき叫んだ。
「奴だ!!屋上にいるぞ!!」
「A班は俺について来い!」
指示をしていたのは、山本警部。
「(山本警部が、来るのか…まだかなぁ、アイツは)」
数分ボーっと思っていたら…
――バンッ!!!
「…?(もう、来たのか?)」
振り返ってみると、山本警部と警察たちがいた。
「ハァ…ハァっもう、ハァ…逃げ場は…ないぞっ!!怪盗!!」
「…………(息切れする程の距離だったのか…)」
「今日…こそは…捕まっ…て…貰う!!」
「…………(きつそうだなぁ)」
「…おや?今日は大人しいしゃないか!」
「…………(いや…喋る気がないだけ)」
「…………」
「…………(…何?)」
「何か、喋ろよ!?俺が変人に見えるじゃないか!?」
怪盗は、やれやれとため息をした。
「「(うわっ、上から目線…腹立つ)」」
確かに、誰もがそう思うだろう
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