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その後何を言おうと此方に来ようとする担任に思わずため息をつく。
「はぁ……これだから変に正義感のある偽善者は嫌いだ。マギ、あいつの姿を皆に見せることが出来るか?」
俺はがしゃどくろを指差しながらマギに問う。これだけいろんな機能があるのなら、それもあるんじゃないかと思ってね。
「――yes,Master.一時的ナ視覚化デスガ、ヨロシイデスカ?――」
「あぁ、頼む」
「――了解シマシタ。視覚化プログラムヲ起動シマス――」
案の定そのプログラムはあり、マギはそのプログラムを起動させる。
そしてマギから何かを読み込む様な電子音が鳴り、ディスプレイからがしゃどくろに向かって光が飛ぶ。
すると辺りから聞こえるどよめきや悲鳴。上手くいったみたいだな。
「おぉぉぅ!何じゃこりゃー!!斑鳩ぁー!またお前かぁ!」
えぇー……俺のせい?
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