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一通り親父を蹴り続けてお袋はすっきりしたのか蹴るのを止めて尋問に入る。
「で?今度は何やったんですか?それとこの状況の説明を」
「はい……えっと妖精を見たいなぁと思ってやってみたらプログラム変換間違えて悪魔が出てきちゃったみたいでね」
テヘッっと頭を軽く小突きながら舌を出す親父。……きもっ!
「それで何で妖精なんかを出そうと思ったんだ?」
「いやね?この前読んだ欧州の小説に妖精が出てきててさ~。会って友達になれれば良いなとね」
「馬鹿ですかあなたは」
頭の中がファンタジーな親父をバッサリ斬るお袋。あっ親父へこんだ。
「とにかく、あいつらどうすんだよ?もう逃げちまったぞ?」
「ふっふっふ、そこんところはちゃんと対策済みさ!」
「「?」」
親父が取り出したのは大量の何も書いていないカード。そしてカードの差し込み口の様なものと画面がくっついている箱。
俺とお袋は何だかわからないので首をかしげる。すると親父は得意気な笑みを浮かべてこちらを見てくる。
とりあえず殴っときました。
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