物語は怒声と共に

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親父から箱とカードを奪いよく見てみる。 「親父、これ何なんだ?」 「それはデモンズカードと言ってね、悪魔を使役出来るようになるんだよ。ちょっと腕の上に乗せてみて?」 「ん?こうかぁ!?」 親父の言った通りにしてみると箱からベルトの様なものが飛び出して腕に巻き付いた。って!取れねぇ! 「あっそれね?悪魔全部を何とかしないと取れないようになってるから」 「死ねクソ親父ぃ!ってか俺がやんのかよ!」 「当たり前だよ~僕の息子なんだからねぇ。親の尻拭いは息子の仕ごとぅべらっ!」 「あら、凄いストレート。腕を上げたわねリョウちゃん!」 とりあえずイラついて殴ると何時もよりかなり飛んだ。 ……なぜに? 「ぐふっ……それ付けたら身体能力が格段に上がるんだ……ごふっ……それと親を殴るんじゃないよ!」 「てめぇが悪いんだろ!ってか俺にどうしろと!?」 そう言うとさっきまで血みどろで倒れていた親父がいきなり立ち上がった。化け物かよ!
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