行き倒れ古代兵器

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蓮華達が家に来てはや二週間。そろそろ夏休みも終わりに近くなり、あと少しでまた退屈な日々が始まる。ここ最近どたばたしてて夏休みもへったくれも無かったが。 突入したのはベルが来た日だし。 でもそんな中、俺は蓮華とベルと中庭にいる訳だが。 「ほら!もっとこう!ぶわぁっとだな」 「そうじゃぞぬし様。なんかこう……ぐわぁっと!」 「抽象的すぎてわかんないヨ……」 そう、このワケわかんない光景になるのは朝に言った俺の一言だった。 いつもの様に朝起きて横を見ると蓮華が気持ち良さそうに俺にくっついて寝ていた。最近はベルか蓮華、そしてくーが代わりながら俺のベッドに一緒に寝ている。 お袋曰く、新婚はとにかく一緒にイチャついてろ、それと娘とのスキンシップは大事と。 「なぁ蓮華」 「んぅ?なんじゃぬし様ぁ?目覚めのちゅうかや?」 それはそれで魅力的な提案だが俺が言いたいのはそうではなくて。
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