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立ち上がった親父はさっきの顔とは正反対の真面目な顔をする。
「さっきも言ったけど龍馬にはさっき逃げていった悪魔達を全て倒してほしい。ちょっと画面を触ってみて」
親父の言った通りに画面を触ると文字がいっぱい出てきて機械的な女性の音声が流れ出した。
「――悪魔召喚プログラムヲ起動シマス。カードヲ全テ入レテクダサイ――」
「えっ?これ全部入れんの?ってか入るのかよ……」
「大丈夫。ちゃんと全部入るから」
疑問に思いながら何枚かまとめながら入れようとすると、シャコンっという音と共に吸い込まれていった。
結局全部入った訳だけど……どうなってんだ?
「――カードヲ確認シマシタ。音声補助プログラムヲ利用シマスカ?――」
「えっと……はい」
「――補助プログラム起動ト同時ニマスターノ音声ヲ登録シマシタ。Welcome,My Master.――」
まだ文字がいっぱい出ているが、一通りの確認作業が終わったのか静かになる箱。
どんだけハイテクなんだよ!
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