プロローグ

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「いやです」 と少し逆ギレ気味に反抗する。 すると、胸ぐらを掴まれ、怖い顔になるおにいさん。 「あぁん?悪いことしたゆーのに、謝罪も無しかい!」 「あ、謝ったじゃないですか!」 こ、こえ~! 「言葉だけで済んだら察はいらんのんじゃ!」 拳を振り上げ、殴る体制。目を瞑り、殴られる覚悟をしたその時、左腕を振り上げていたはずなのに、右から何かが俺の頭に直撃した。 右から左へ受け流せない状況だった。 「痛った~!、って、あれ?大根?」 「あ、やば。当てる方間違えた…(ボソ)こ、こらー!いじめは許さんぞ~(棒読み)」 あれ?いじめられてる方俺だよね!? 「って、さっきの独り言聞こえたんですけど!」 「姉ちゃん!いじめじゃないねん!謝罪を求めとんじゃけぇのぉ!」
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