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「あの殴る体制は完全にいじめです!」
「お姉さんも僕をいじめたじゃないですか…」
あ~もう、踏んだり蹴ったりだよ。
「いたっ!」
急に胸ぐらを離された俺は、尻から地面に落ちる。
「あんだぁ?何か文句あんのか?」
といいながら近付いて行く不良達。因みに喋ってるのは一人だが、二人いるんだ。パニクって状況説明が遅れた事を…本当にすまないと…
「君、怪我はない?」
あれ、俺が状況説明してた間に何が…。
何があったかと言うと、遠くで不良二人が伸びていた。
「あ…助けて頂いて…ありがとうございます」
「いやいや、礼なんて構わんよ」
にっこりと笑い、そう言った。
多分…一目惚れ…だったのか…。それとも別の感情だったのか。分からない。でも、この人と一緒にいたいと、俺は思った。
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