プロローグ

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我がクラスの扉を勢いよく開け、入ってきたのは、あの人だった。 腰まである黒髪を無造作に遊ばせている… 「え~、両親の都合で、ここに引っ越して来た新谷美紀です!よろしくぅ!」 お…同い年…? 見れば、モデルのように背が高く、体つきもよかった。 ちなみに、喧嘩も強い訳で。 「おぉ~桐崎大輔君ではないか~!これはこれは、昨日はお世話になった!」 「あ、いやいや、あんぐらいは…」 「うおぃ、誰だよあの可愛い人。あんな知り合いいるなら紹介しろ!」 前にいた男子生徒A君(出落ち)が話しかけてきた。 出落ちな理由は…あんまし絡みがないから。 「昨日知り合ったばっかだし…。てか道教えただけ」 今日、新谷さんは、1日中女子に囲まれていたので、話すことはできなかった。
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