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俺は今人が完全に切れるシーンをみてしまった。ピキッて聞こえた。
「ふん!もう知らない!一人で勝手に学校行ってれば?」
俺の両ずね(業界用語では、弁慶の泣きどころとも呼ぶ)を蹴りやがったこいつ!いって~!歩けねぇ!
「クッソ!令嬢のくせに地味な嫌がらせしやがって!俺を遅刻させる気だな!」
ふん、俺をなめないでもらいたいね!走れば間に合うのさ!
「はい、遅刻届。書き方は分かるな?」
「あ…遅刻するの初めて何でわかんないっす…」
遅刻したじゃねぇか、ちくしょう。
俺は遅刻した人がもらう紙を手に、俺は我が教室に向かっていた。
「お、桐崎、今日はべっぴん彼女とイチャラブ登校じゃないのか」
「誰がイチャラブだ。すね蹴られて歩けなくなったんだぞ。そんで遅刻だ。悪魔だろ」
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