494人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ…簡単に言えば…そゆこと…かな」
「う~ん、困ったなぁ。俺だけの了承でどうにかなるならしてやりたいが、親の了承がいるからなぁ…」
確かに俺も親が勝手に決めた嫁になんて、籍を入れたくない。
「う~ん困った」
放課後、俺はこんな事を呟きながら、一人で帰り道を歩いていた。
ドス、俺は誰かにぶつかった。
「あ、ごめんなさ…」
「あぁ?どこ見て歩いとんじゃあんちゃん。腕の骨が折れてしもうたがな。どう責任取ってくれるんじゃ!」
あ~もう、何でこう運がないかな~俺は!
「あ、あはは…。残念ながら僕今1銭も1ドルも持ってないんですよ~…」
作り笑顔を浮かべるが、効果なし。
「じゃあ、電話番号だけでも教えてくれんかのう!両親に治療費貰うんでのぉ!」
あぁ、一言一言がうっせぇんだよ。いちいち大声出すな。
最初のコメントを投稿しよう!