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―――――――
女の子の泣いている声が聞こえた…。
その声のする方へ行ってみる。
すると集中治療室と書いてあるプレートが目にはいった。
俺は少し扉を開けて中を覗いてみた。
いけないこととは分かっていたけど、好奇心の方が勝っていたんだ。
中には、2つのベッドが置かれており、その上には顔を白い布で覆われた人たちが横たわっている。その隣でベッドに顔をうずめて泣いている少女がいた。
――見ちゃいけない。
そう思った俺は慌ててそこを立ち去ろうとしたが、
あろう事か扉に掛かっていたプレートが音を立てて落ちた。
ガシャッ
畝那「っっ!………誰!?」
――ヤバッ
そう思った時にはもう遅く、彼女の目は既に俺を捉えていた。
罪悪感が俺を駆り立てる…
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