†プロローグ†

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実際、とても愚かだった。 暴力を振るう父も…それに無関心な母も… 何にも知らない自分も……………。 本当は分かっていたのかもしれない… ただ、それを現実として受け止めるのが怖かったんだ。 真実を知ってしまえば私の中のなにかが音を立てて崩れてしまうようなそんな気がした……。 だから目を閉じ、耳を塞いでなにも見ないように…考えないようにした。 そこが私のただ一つの居場所だったから…
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