過去の賞賛と栄光

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「昔、あんたのファンだったよ」 過去の幸せに満ちた栄光の面影は、既に死んでいた。 目の前に立っているのはチャンピオンのリッキー・F・メルセンでは無く 社外から追放された敗北者なのである。 死を飢餓に求めるかのように、メルセンの目は澱んでいる。 「俺の家族もあんたの事を応援してたよ!……残念だったな!」
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