過去の賞賛と栄光

25/28

11人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
すると、1枚の手紙が床に落ちていく。 全て破いたはずなのに、何故だ?。 苛ついたメルセンは、顔を歪ませ手紙を手に取る。 封筒は茶色い厚紙に包まれ 厳重に中身が分からないようになっていた。 送り先不明の手紙だ。 「誰だ?またいたずらなら承知しねぇぞ!」 失望に包まれたメルセンには、暖かいメッセージは苦痛であった。 期待感は無意味である。 期待すればする程、心は深く傷付く。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加