始まり

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屋敷に着いてからは、驚くメイド達に事情を説明して、風呂に入れさせた。 女が風呂に入っている間にあの女は何者なのかを考えた。 見た事のない服。この辺りでは珍しい黒髪。一体何者なんだ。俺が悩んでいると、メイド長のニーナが 「お風呂が終わりましたよ。とても綺麗になりました」 「そうか。ありがとう」 ニーナにお礼を言うと、ニーナの顔が曇った。 「先程、体を洗った時に気付いたのですが、彼女の体には無数の傷がありました。それも衣服で隠せる所ばかりです」 「そうか……」
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