きしむ.

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回復室と言う名のカビ臭い古びた和室に1人寝かされて初めて、我が子の存在に気付かされた。 いない‥ もうここにはいないんだ‥ 宿してる時は分からなかったが、いなくなって実感した。 確かにいたんだ、私の中に‥ 涙が止まらなかった‥ 看護士が飛んで来るほどの声をあげて。 時間通りに旦那が迎えに来た。 まだ意識について行かない身体を引きずる。 そして車に乗り込むと、どうしても言わずにはいられなかった。 ずっと我慢してた言葉‥ 産まれてきちゃいけなかったのは彼女の子。 私の子の代わりに彼女の子が、生命を奪われれば良かったんだと。
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