184人が本棚に入れています
本棚に追加
/187ページ
彼女の子供達が認知されれば、戸籍に旦那の名前が残るだろう。
子供達が大きくなって自分の戸籍を手にした時に何を思うだろう。
戸籍だけの父親である旦那‥
きっとこの先も逢う事はない戸籍上の祖父母‥
私は現在(今)も考える。
我が子を殺めてしまった事を忘れた時はない。
だけど、自分で選んだ事。
誰のせいにもしないし出来ない。
だから、思い返せば胸が張り裂けそうだけど後悔はしない。
後悔してしまえば、殺めた我が子が可哀相過ぎるから‥。
だから彼女に今度は同じ女性として、情けなさをも感じた。
産むも殺めるも自分1人で選んだんだ。
私も彼女も、そこには旦那がいない‥
時が経って、今更相手にそのツケを払わせるなんて甘過ぎないか?
もう私達は人の親、誰かが庇ってくれる若い小娘じゃないんだ。
自分の始末は自分でしなくちゃいけない。
最初のコメントを投稿しよう!