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最終章 チート
戦いが始まってからもう三日目
「………朝飯終わりっ…と」
「こっち食べ終わった!さぁ来い勇者ウロヤトーチルクマイカツニラタマカトウホマカトン・ケ!!」
「もういい…怒った」
勇者が剣を捨て、拳を構えた
「手加減しない」
ゴッガッゴッ
「くはぁっ!朝食が……出る!」
右の踵で魔王の右の脛を強打
体勢を崩した後に掌でアッパー
追い撃ちに肋骨へエルボー
「こい…つ…素手のが強くないか…?」
魔王は呪文唱えることすらできない
だからと言ってちまちました攻撃は全てかわされた挙げ句にカウンターを浴びるだけ
「なんつー化けもん…がっ!」
勇者のハイキックが魔王のこめかみにダイレクト
よろめいた瞬間に手で頭を押さえて顔面に膝…!
「強っ!……こうなったら…ツヤルイテケカリナニボタメデイセイナカゴウモニリマ・アのかたくなる!!」
「ふざけてんのか?」
猛烈なラッシュ
魔王の体が軋んだ
「くそっ!怪物に格上げだぞ!」
勇者の拳は的確に魔王のかたくなるの隙を撃ってくる
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