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「・・・はぁ?」
ポカンとした表情をして零が声を上げる。
「ん?」
・・・理解、
「できるかっ」
・・・コイツは電波だっ。
「どしたの?」
「信じられるかよ、そんなこと」
「信じられないと言われても、違うとしか言えないよ?」
「それなら証拠を見せてみろ」
「証拠? 証拠、証拠・・・
うん?」
キョロキョロとしていたツキの視線が芋虫もどきに止まり、掴んで零に突き出す。
「ほい、向こう側にはいない生き物」
「地球は生命の宝庫だ。まだ見つかってない生き物がいても驚かない」
「・・・むぅ」
冷めた反応をする零に不満そうに頬を膨らませて、少し離れ、
「じゃあ・・・」
───ツキが詠うは影の《詩》(うた)
言葉が紡がれる。
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