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◆ ◆ ◆
「はじめましてT大学剣道部の皆様方。私、不死咲エリーゼと……」
「こちらひーくんです」
あれー?
◆ ◆ ◆
「いや。ごめん。見てさっそくにツッコミどころがわかんなかったから全力でスルーしてたんだけど、今だってゆう絶好のタイミングが来たなーって。むしろここだなーってずっと狙ってたんだけど、そんなに嫌だったとは思ってなくて……」
「いいよ。別にいい。どうでもイーンダヨー」
不死咲エリーゼのキャラを顔面からべりべり剥して捨てて屋台の角で体育座りしていじけてるオーラ全開な僕。
だって、あの変態供の覇者である不死咲エリーゼが僕だってわかった時の剣道部さん方の反応が「え」で始まって「きゃーっ」てゆう黄色っぽい緑色の悲鳴だよ? 凹まないやつがいるなら今すぐここに来て僕を慰めてくれ。今とても泣きそうなんだ。
「あー……何と言ったらいいものか」
「奈々乃、何も言わないのも優しさだよ……」
なんか、本当に卑屈に凹んでんなぁ、僕。
「か、可愛い……落ち込んでるひーくん先輩やべえ可愛いッス……!」
誰か空気読めないあの後輩を殴ってくれ。
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