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「持ち帰りたいくらいに可愛い、ってのはわかるんだけどねえ。ほら。このピチピチの肌とかプニプニのほっぺとか……」
「若さが、憎い……!」
悲運から人間嫌いになって世界を滅ぼそうとするどこぞのラスボスみたいな女の低い声だった。
「ひぃいいいいい!?」
「あー、ほら。綾香ちゃん怖がってんじゃん。やめなさいって」
女の人って何でそんなに若さに拘るんだろうか。てかアリスなんて小学生で成長止まってるんだから若さが憎いも糞もない気がする。いや。決して口には出しませんけども。
とにもかくにも、泣きそうな綾香ちゃんの顔とかプニプニしたくなるくらい可愛いからもう少し見ていたいなんて思うけど本当に泣かれてしまったら周りの目が痛くなるのは目に見えているためしっかり止めに入る聡い僕。
「はーい。こっちだよー」
なんて引っ張って胸に抱き寄せてやる。おーよちよち、怖かったねー。
ぎゅーと綾香ちゃんが体を全面的に押し付けてノストラダムスもビックリの恐怖の大魔王から逃げる綾香ちゃん。うーん……こう、もう少し、あと何年かで上々の膨らみが出来るだろうと期待。何せ姉は、多少背は低くともアレなのだから。
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