何かもーやってられるかーと脱力してみる。

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     ◆  ◆  ◆    「綾香ちゃん、最後に何か言ってなかった?」 「また来ますってさ」 嘘だけど。 西尾さんより入間さん派な僕はそんなことをぼやきつつ、アリスの地獄耳っぷりに素直に感心。 「ひーくんさんやい」 「なんだいアリスちゃんや」 お互いに柄じゃないなぁ、なんて思ったのか。アリスはしかめっ面だった。たぶん僕もそんな顔になってるだろうけど。 「小学生は守備範囲外ですか?」 「…………」 何故か敬語だった。 しかも質問としてとても答えにくい内容の。 「見た目が小学生……にも見えるってのは、ひーくんさん的にアウトですか……」 「も」の辺りを強調されたけど「も」はいらないと思う。いや、どうでもいいけどさあ。本人がそう言うなら別にさあ。ただ自覚があったのならもっと強く持つべきだとは思うけどさあ。 「で、どうなのよ?」 「や。どうなのかと言われてもねぇ」 見た目どころか中身までお子様のやつに言われてもいまいちピンと来ないのだけれども。 まあ、アリスが聞きたいことは嫌でもわかってしまったわけで。ねえ? 「どーでもいーよ」 「逃げんな!」 あ。やっぱりダメだった?  
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